<Header>
<Author: 李賀>
<Title: 感諷五首 三>
<Format: 格式不明>
<Year: 2002>
<BookName: 唐詩物語ー名詩誕生の虛と実と>
<Translator: 植木久行>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 感諷（かんぷう）>
<BookPage: 139>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
南山何其悲，
鬼雨灑空草。
長安夜半秋，
風前幾人老。
低迷黃昏徑，
褭褭青櫟道。
月午樹無影，
一山唯白曉。
漆炬迎新人，
幽壙螢擾擾。
<End Poem>
<Translation>
ああ、南山は、どうしてこんなにも悲しげなのであろうか。死人のうめき声を思わせる不気味な冷たい雨が、花も人気も失われた、荒れた草むらに降りそそいでいる。都長安は今、万物が凋落する秋の真夜中。
冷たい風に吹かれて、いったい幾人$の失意の人$が、老い衰えて命の燭を吹き消されるのであろうか。
$南山の墓地に向かって死者たちの運ばれゆく通路は$、ほの暗くて物の姿も定かでない小道。風にあおられて、しきりにざわめく青い櫟の並木道。 $いつしか死人の雨もあがり$、月が中天$天心$にかかるとともに、樹々の影はすっくと立ちあがって消えうせ、全山はまるで夜明けを迎えたかのような、青白い光に包まれている。漆のように黒く暗いたいまつがともって、新しい亡者たちを出迎え、$散在する$奥深い墓定のそばには、青白く明滅する螢が、うじゃうじゃと飛びかっている$まるで無数の亡霊たちが、「あなたもついに来たのね」と歓喜しているかのように$。
<End Translation>
<Formatted Translation>
ああ、南山は、どうしてこんなにも悲しげなのであろうか。
死人のうめき声を思わせる不気味な冷たい雨が、花も人気も失われた、荒れた草むらに降りそそいでいる。
都長安は今、万物が凋落する秋の真夜中。
冷たい風に吹かれて、いったい幾人$の失意の人$が、老い衰えて命の燭を吹き消されるのであろうか。
$南山の墓地に向かって死者たちの運ばれゆく通路は$、ほの暗くて物の姿も定かでない小道。
風にあおられて、しきりにざわめく青い櫟の並木道。
 $いつしか死人の雨もあがり$、月が中天$天心$にかかるとともに、樹々の影はすっくと立ちあがって消えうせ、
全山はまるで夜明けを迎えたかのような、青白い光に包まれている。
漆のように黒く暗いたいまつがともって、新しい亡者たちを出迎え、
$散在する$奥深い墓定のそばには、青白く明滅する螢が、うじゃうじゃと飛びかっている$まるで無数の亡霊たちが、「あなたもついに来たのね」と歓喜しているかのように$。
<End Formatted Translation>